フルメタルパニック!Ⅳ 第五話『宗介、ナムサクへ』

フルメタルパニック!Ⅳ 第五話『WELCOME TO JUNGLE』 あらすじ
場所はナムサク市。そこで写真家のレモンがダオに絡まれていた。そこに現れた女性のナミはダオたちを脅してレモンを助ける。
しかし、ナミはレモンに助け賃として5000ドルを要求する。もちろん彼はそんなお金を持っている訳ではないのだが、彼女は彼をこの街で行われる最大のイベント、ASで戦う賭けプロレスの場所へつれていくのだった。
彼女はそれだけの金でも試合に勝てば返せる、と豪語するのだが、そのパイロットは試合直前に命を奪われてしまったのだ。その試合の対戦相手はダオ。彼女たちは彼にどうしても勝たないといけない、と言うのだった。
そんなところへ、そのパイロットの知り合いという男が現れるのだった。
【感想】
かなめを奪われた宗介が現れたのはナムサクという場所。そこで彼はナミたちに出会うのでした。
前回まではレナードの圧倒的な力の前に屈してしまった宗介ですが、やっぱり宗介はスペシャリストなんですね。彼がかなめに言った台詞である「俺はアマチュアではない、スペシャリストだ」という言葉。これを聞くと宗介のかっこよさに心を奪われてしまいます。
実際、彼の腕はナムサクでも類を見ないほどのものでした。そりゃそうですよね。機体スペックがサベージを超える機体をもっていて、ダオの操縦技術がある程度あったとしても、それは街のチンピラ同士の中では、という話です。
命を賭けた戦いの中、なんとしても勝たなければいけない、という状況の中で戦い続けてきた宗介にとって、そんな格差なんて無いに等しいものなんですよね。しかも、彼はM9の操縦はもちろんのことですが、一番最初に乗ったサベージの操縦に関しては、素人相手では勝負にすらならないのでしょう。
しかも、徒手戦闘でもやはりダオでは相手にもなりませんでしたね。それも当たり前といえば当たり前ですが。キャラクター的にはガウルンなどもああいうガラの悪さのようなものを感じさせるキャラクターではありましたが、ガウルンには確かな技術がありました。
それに、いろいろな考え方に軸があったので、嫌いにはなりきれないキャラクターでも会ったように思います。でも、ダオはその点で言うと、ザコ感が強すぎてちょっと好きには慣れなさそうだな、なんて思ってしまいました。
ナミに宗介の強さを確信させるための噛ませ犬の役割としてはしっかり役割を果たしていたようにも思うので、その点では感謝できるかもしれませんが。
さて、宗介はこのナムサクでASの賭けプロレスのチームであるクロスボウに入ったわけですが、彼はそこでどんな活躍を見せてくれるのでしょうか。そして、彼の本来の目的であるかなめ捜索に、このナムサクでの戦いはどんな意味を持っているでしょうか。
彼の前途に待ち受けるものがなんなのか、今はまだはっきりと見えていませんが、そのあたりにも今後の展開に期待するしかないようです。というわけで、次回からも目が離せません。