• フルメタルパニック!Ⅳ 第三話『BIG ONE PERCENT』 あらすじ・感想 『一縷の望みはあるのか』

フルメタルパニック!Ⅳ 第三話『BIG ONE PERCENT』 あらすじ・感想 『一縷の望みはあるのか』

フルメタルパニック!Ⅳ 第三話『BIG ONE PERCENT』 あらすじ・感想 『一縷の望みはあるのか』

フルメタルパニック!Ⅳ 第三話【あらすじ】

 ベヘモス3機の襲撃。アーバレストがいない中、マオ、クルーゾー、クルツの三人でそれに対処することに。ラムダ・ドライバの戦いを経験している彼女たちはラムダ・ドライバを見ることができる妖精の目を使いながら、彼らは攻撃を試みるのだった。

 

 スペックが命をかけて作った隙を突き、クルツはベヘモスを一機撃破する。しかしなおも進行が続くベヘモス。戦いは激化していく。敵の侵攻を許してしまったメリダ島はどんどん追い込まる。

 

 一方、陣大高校では、恭子がその屋上でクラマに捕えられていた。かなめたちの日常が崩壊していくのだった……。

【感想】『一縷の望みはあるのか』

 かなりシリアスな展開になってきました。フルメタルパニック!史上一番のピンチといっても過言ではないかもしれません。

 

 メリダ島の基地は基地でかなり危ない状況ですし、宗介たちも日常にまで悪の手が伸びてきて大変なことになっています。彼らの置かれている状況を考えると、いままでそうならなかったのが逆に不思議、といってしまっても良いのかもしれませんが、まさかここまでのピンチに陥ってしまうとは誰も思っていなかったでしょう。

 

 メリダ島にいきなり襲いかかってきたベヘモス三機。第一期の時点で一機を撃破するのにも苦労したベヘモスですが、それも撃破できたのはアーバレストがいたから。ラムダ・ドライバ搭載機に対して、ただのM9で戦う、というのは分が悪い戦いにもほどがあるようです。

 

 妖精の目、というラムダ・ドライバの発動を視認できるシステムが導入されたのがせめてもの救いではあるでしょう。それがあったからこそ、クルツの攻撃は成功した、というのはあるんでしょう。

 

 ただ、そうはいってもやっぱりラムダ・ドライバという超常現象的な装置を操るASの前では、いくら熟練したAS乗りであっても対等に戦うことは難しいんだな、と感じさせられてしまいました。その結果、スペックやキャステロが犠牲になってしまいましたし……。

 

 アマルガムとミスリルの戦いはやはりアーバレストというラムダ・ドライバ搭載機があってこそフェアだったのに、それが無い今、ミスリルは圧倒的な不利な状況に立たされているんだ、ということを痛感させられて、不安が高まってしまいました。

 

 かといって、アーバレストを持つ宗介サイドの物語も順調にいきそうな気配は全くありません。恭子という彼らと日常をつなぎ止めていた人物の一人が宗介たちのいる世界の手に捕まってしまったという事件。

 

 これは一人の人間がさらわれた、という以上の意味があるように思います。これは彼らがもう日常には代償なしに戻れないところまで物語が進んでしまった、ということを暗示していると考えられます。

 

 彼らの物語がもう後戻りできないところまで進んでしまった、ということです。かなめたちが日常へ戻るためには、敵を完全に倒してしまわないといけないところまで来ているのです。彼に安息は果たして戻ってくるのでしょうか。

 

次回が待ち遠しくてたまりません。

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