フルメタル・パニック!2002年版4話のあらすじと感想『葛藤と、キッド・ナップ』

フルメタル・パニック!2002年版4話のあらすじと感想『葛藤と、キッド・ナップ』

フルメタルパニック! 第四話『キッド・ナップ』 あらすじ

 飛行機に乗り、沖縄への修学旅行へと向かうかなめたち。機内は楽しい雰囲気に包まれていた。

 

 しかしその飛行機には、ガウルンの姿が。コクピットでパイロットの一人を撃つ彼。そして、もう一人のパイロットに進路変更を命じる。

 

 機内にいた宗介たちもその異変に気づき始める。窓の外から見える戦闘機、外から見える風景の違和感。

 

 到着した先は、沖縄どころか日本でもなく、北国の独裁国家。滑走路にはASの姿も。

 

 客室に現れたガウルンはかなめを連れ去ってしまう。

 

 宗介はかなめを奪還すべく、機内から脱出し、行動を開始する。

感想

 とうとうロボットアニメらしいシリアスな展開を見せます。

 

 宗介が空回りで無く、今度こそ兵士としての活躍を見せることになります。今までコミカルに描かれていたその兵士らしさ、というものが初めてかっこよく描かれることになります。

 

 そして、この話で初めて宗介とガウルンの関係性が明らかになっていきます。そして、ガウルンがどのような凶悪な男なのか、ということもカリーニンの口から語られます。

 

 カリーニンと宗介は元々ゲリラ部隊として同士だったのですが、ガウルンは二人の共通の敵で、一度は殺したはずだったのになぜか生きていた、という展開。

 

 バトルアニメなどではよく見られる展開ですが、やはり登場人物の過去のライバル、というのは燃える展開です。

 

 その敵が凶悪であればあるほど、強力であればあるほど、物語は面白くなるのが定石です。もちろん、その強力な部分も後の話で描かれますので、ご注目ください。

 

 この第四話はフルメタルパニック!本編の始まりとも言える話かもしれません。物語の主要となる宗介、ガウルンの過去、そしてかなめが狙われる理由なども徐々に明らかにされていく話です。

 

 ウィスパード、という言葉の話もこの話で初めてはっきりと触れられます。ささやかれし者、という言葉はなんとなくイメージできるようでできない言葉。その正体が明らかになります。その秘密は、実際少しロボットアニメらしからぬ現実的で在りながら非現実的な設定にもつながっているので、注目です。

 

 そして、ここで宗介の兵士らしさではなく、人間らしさのような部分も描かれます。

 

 宗介が兵士として味わうことが無かったような葛藤を、千鳥かなめという警護対象の一人に過ぎない存在が、引き起こす、ということは、彼の人生の中でも大きな転機になっているのでしょう。

 

 今までコミカルに兵士らしい、というか兵士としてしか生きられない宗介の姿が描かれてきた分、その描写は生かされるのかな、という風に感じる部分もあります。

 

 実際彼がその葛藤の果てにどのような行動を取るのか、ということは次の話に持ち越されるのですが、やはりそこでも宗介の主人公としての不完全さ、のような者がうかがえる部分があるので、私はここで宗介に心引かれる部分がありました。

 

 その点にも注目して、次の話をこうご期待!

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