フルメタルパニック!2002年版第十八話の感想

フルメタルパニック!第十八話『深海パーティー』あらすじ
ヘルマジスタンでの事件から少し経ったとき、そのせいもあって戦争ボケが加速した宗介。
彼は学校の文化祭のために要塞のごときゲートを造っていた。
もちろんそれを見過ごすかなめではなかったが、落ち込む彼女に宗介から「二人きりで南の島へ行かないか」という思いもよらない誘いが来る。
しかしふたを開けてみると、その向かう先はミスリルの基地。もちろんかなめは落ち込んでしまう……。
その一方、トゥアハー・デ・ダナンはある作戦に向かうことになる。そして、かなめたちもそこへ乗り込むことになる。
感想
前回まではかなり重たい話でしたが、今回は少し軽めのお話。
初めてかなめがダナンの中に入るのですが、そこで彼女は格納庫に案内されるのですが、そこで待ち受けていたのはダナンの乗員たち。彼らはかなめに向かって並んで敬礼します。
そのシーンはなんとフルメタルパニック!一期の前半のオープニング映像の中で出てきた乗員たちが並ぶシーン。そして、それに向かって返礼するかなめの姿も、そこで描かれていたシーンなんです。
まさかのところで伏線が回収されるので、このシーンを初めて見た時には驚きました。私はそういう遊び心が見えるアニメが好きなんですが、そういうところもこの作品が好きな理由の一つですね。
さて、そんな感動的な(といっても私が勝手に感動していただけなんですが)シーンのあと、ダナンの建造一周年パーティーがそこで開かれます。
ダナンはテッサが設計した潜水艦なのですが、その建造にはウィスパードである彼女の知識の粋が凝らされているということが自身の口から語られます。
しかも、ここで初めてダナン自体がとんでもない潜水艦なのだということが物語の中ではっきりと描かれます(それまではダナン自体にスポットが当たったことはほとんどありませんでしたが)。
実はダナンは、業界ではトイボックスと呼ばれているトンデモ潜水艦なんです。センサーから完全に姿を消すことができたり、普通ではありえない速度で航行できたりと、そのスペックはさながら赤い彗星です(某ロボットアニメより)。
そんなことが描かれるのもなかなか男の子としては興奮する展開でした。
さて、そのパーティーのなかではビンゴ大会が行われます。しかもその商品はテッサからのキス。
燃え上がる男たちの姿はなかなか面白いものでした。テッサは宗介にキスをしがっていましたがまあそううまくいくわけもなく、全然関係ない人にキスをすることに……。
そんな風な日常が描かれる裏で、ガウルンが怪しげな動きをしていることが明らかになってきます。また不穏な空気が流れ始めて、シリアスな展開になりそうな予感がしてきました。
物語もそろそろ終盤に差し掛かってきています。そろそろ一期もクライマックスに向かって物語が走り出しそうですね。次回からの展開には目が離せなさそうです。
それでは次回もご期待ください。