フルメタル・パニック!2002年版9話のあらすじと感想『ここはデンジャールーム』

フルメタル・パニック!2002年版9話のあらすじと感想『ここはデンジャールーム』

フルメタルパニック! 第九話『あぶないセーフハウス』あらすじ

 検閲官のネクタイが曲がっていることに異常にいらだちを感じる少年。その少年は、A21というテロ組織のメンバーであるということが明らかになる。

 

 その男は捕えられ、「ラムダドライバ」の作動に対して重要な存在であるということが分かる。ミスリルの館長であるテレサ・テスタロッサはその男の元へ。

 

 しかしそこで敵の襲撃にあい、カリーニンが傷を負ってしまう。

 

 一方、日本では平凡な時間が流れていた。宗介はかなめの約束を破ってしまったせいで関係が悪化してしまう。修学旅行以来の喧嘩に戸惑う宗介。

 

 落ち込みながら家へ帰った彼は、部屋に侵入者がいるのを発見する……。

感想

 前回の日常編的なお話から、またミスリルの方では深刻な問題が発生します。ASに搭載される謎のシステム、ラムダドライバ、今回の騒動はそのシステムにまつわるものです。

 

 実はラムダドライバというものは、発動させるのにある程度の訓練がいるものなんです。宗介も初めは使いこなせなかったのも、そういうところがあったからなんです。

 

 今回の物語の軸となる少年が、このラムダドライバの作動に最適化された人物というところで、かなり精神状態が安定していない様子が描かれています。

 

 ラムダドライバとは感情を物理攻撃として出力するシステムなのです。ただ、そんな話を聞いた時点で、かなり異次元なことが起こっているということはイメージできると思います。そんな異次元な技を使うためにはある程度の代償もいる、ということも想像できそうです。

 

 実際、その代償としての精神の不安定さなのだと思いますが、そういうことを考えると、科学技術の躍進というものにもある程度のデメリットが伴うことがあるのかな、という風にも思わされます。

 

 フルメタルパニック!の中ではロボットが動いているということが疑問視されているシーンも見られますが、ラムダドライバの代償に関しても、科学技術というものへの疑問視がうかがえるかもしれません。

 

 物語の根本的なテーマとして、そういう機械と人の関係性のようなものへの疑問を投げかけている、というところがあるのでしょう。人間同士の関係性だけで無く、そういうところに視点を向けている、というのはなかなか珍しいことかもしれません。

 

 さて、それだけでなく人間同士の関係性にも大きな動きが見られます。ようやくスポットが当たったトゥアハー・デ・ダナンの艦長テレサ・テスタロッサ。彼女の登場が宗介とかなめの関係性をこじらせる原因を作ってしまいます。

 

 もともと唐変木でかなめとはコミュニケーションの齟齬が起こりがちだった宗介にとって、こんなに大きな変化が起こってしまうと言うのは、受難以外の何物でも無いのでしょう。

 

 さて、この受難を宗介はどう乗り越えていくのでしょうか。次回以降はそのあたりも注目しながら、見ていきたいと思います。

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