フルメタルパニック!Ⅳ 第6話あらすじ・感想『アマルガムの影』

フルメタルパニック!Ⅳ 第6話あらすじ・感想『アマルガムの影』

フルメタルパニック!Ⅳ 第六話 『腐敗のまどろみ』 【あらすじ】

 ダオとの戦いに勝ったクロスボウは、機体の修理をしていた。修理が完了したサベージは、宗介の手によって白と黒の、アーバレストのようなカラーリングへと生まれ変わる。そして、彼はアル二世と名付けるのだった。

 

 兵士として圧倒的な技術を持つ彼は、順調に試合を勝ち進み、全戦全勝という結果まで残すのだった。

 

 しかし、宗介はかなめ捜索に乗り出したはずだったのに、ナミの元での生活が心地よく、それに戸惑いを覚えているのだった。同時に、焦りも感じているのだった。

 

 そんな中、宗介はAS市場におつかいへ。そこで、彼はレモンに、戦い方がアートだ、という言葉を受けるのだった。そして、彼はそれでしか自分を表現できない、とも。

【感想】『アマルガムの影』

 宗介がAS闘技場で必要以上に勝ってしまうと、目立ってしまうのではないか、と思っていたのですが、そこも宗介は考えていたんですね。まさかこんな場所でもアマルガムの影がうごめいているとは、と思ってしまいました。さすが、全国規模で展開している組織です。

 

 でも、そんなところからかなめに迫ろうとしているとは、宗介の行動力もなかなかのものです。これまではミスリルの援助があってのことでしたが、今回は宗介が単独で行動しなければならないという状況で、情報を集め、それに基づいて作戦を立て、行動をとる、ということは、そうそう簡単にできることではないでしょう。

 

 宗介も何度も視線を潜り抜けてきた兵士なだけあって、そういうことに関する能力はやはり高いんだな、と感じさせられました。ASの操縦技術の高さにばかり目が言っていましたが、そういう基礎的な能力に関してもやはり一般的な兵士をもしのぐそれを持っているんだな、と思います。

 

 ただ、その中でも、宗介の中に人間味のようなものが強く芽生えていることにも、少し今回驚かされてしまいました。

 

 宗介は別に人間味のない冷淡な人間であったわけではありません。でも、やはり兵士としての生活を長くしていたために、自分の命を軽視していたり、自らの幸せについて考えたり、というようなことが少なかったように感じます。特に一期の初期段階などはそれが顕著だったと思います。

 

 でも。それがかなめの出会いとともに柔らかくなっていったのが分かります。やはり、彼にとってかなめという存在はかなり大きかったのでしょう。

 

 そんな中、かなめのように誰かを引っ張っていくナミという存在は、彼にとって大きな救いになっていたのではないでしょうか。でなければ、この生活に居心地の良さを覚えている、なんていうことは言わなかったと思います。

 

 当初の目的をもちろん忘れたわけではないでしょうが、そのためにもっと一心不乱になっていないのは、ナミがいて、彼の心の傷をいやしていたからなのでしょう。

 

 しかし、彼のその居心地のいい日々にも暗い影が差してきます。クラマの登場で、また日々がかき回されそうな予感です。一体ナムサクでの彼の戦いはどんな結末を迎えるのか、手に汗握る展開です。

関連記事
コメント
コメント投稿

コメント ( 必須 )

お名前 ( 必須 )

メールアドレス ※公開されません ( 必須 )

サイトアドレス ( 必須 )

CAPTCHA


トラックバック
トラックバックURL
error: Content is protected !!