フルメタルパニックⅣ1話のあらすじと感想『クライマックススタート』

フルメタルパニック!Ⅳ 第一話『ゼロアワー』 あらすじ
両親の墓へ参りに来たテッサ。そこにやってきたレナード。彼らはそこで決定的な別れを告げる。
帰ったレナードはクラマという男と話す。彼らは宗介とかなめを狙っていた。そして、彼の口から「ゼロアワー」という言葉が語られる。
一方、陣代高校では平凡な日々が流れていた。帰ろうとした宗介を、林水が呼び止める。彼は宗介に、そろそろ隠しておくのが難しいということを諭す。
かなめとしっかり話すべきだと感じた宗介。もちろん、不器用な彼が、素直に思いを伝えられるはずもなく……。
しかし、かなめの部屋には、招かれざる客がいるのだった。
感想『クライマックススタート』
とうとうフルメタルパニック!第四期が始まりました。
一期とは比べものにならないくらいシリアスな展開からのスタート。原作で言う『つづくオン・マイ・オウン』というお話から今回は始まっているので、物語の上で言うと後半にさしかかっている訳なので、そうなってしまうのも仕方ない、といわざるを言えないかもしれません。
さて、そんな話な訳ですが、ふもっふを見ていない人からしたら見慣れないキャラクターである林水会長が宗介たちの秘密を言い当てているようなシーンがあるので、驚いた方もいるかもしれません。
この林水会長という人物は一般常識では計りきれないような価値観を持った人物で、宗介が起こす問題行動をさも当たり前科のように取り扱っていた劇中でもなかなか希有なキャラクターでした。
そんなとんでも人間ではあったのですが、さすがに本編に登場するときにはふざけた一面ではなく、彼の聡明な一面がきらりと光っていたわけです。
彼はかなめや宗介のような特殊な高校生というわけではありません。ただただ、優秀すぎるというだけです。頭が良くて、かつ、器量も広いという現実世界にいたら人気者になるしかないような人物名分けですが、いくら何でもかなめがどうやら普通ではない存在らしい、というところまで見抜いてしまっているあたりには圧巻と言った感じです。
断片的な情報を集めてきて、かなめと宗介がどうやら普通の高校生というくくりでは語れない人物らしい、ということを突き止める。まるで眼鏡の小学生探偵みたいな洞察力です。
さて、冗談はさておいて。
とうとうアマルガムも本気を出してきた、ということがレナード本人の口から明かされます。
かなめの身に迫る危険。これを果たして宗介は退けることができるのでしょうか。
いままでも、彼とアーバレストをもってしても結構ぎりぎりな戦いが続いていました。ガウルンの時しかり、ゲイツの時しかり。今回はそれよりも敵がやっかいです。
だって、ダナンを率いるリーダーであるテッサの兄でありながら、ウィスパードであるのですから。クラマの口から語られた「ベリアル」というものもどうやら鍵になりそうです。
退路を断たれた宗介たちは、一体どうやってその場から逃れるのか。次回まで待てませんね。