• フルメタルパニック!Ⅳ第8話のあらすじと感想『宗介の戦いの始まり』

フルメタルパニック!Ⅳ第8話のあらすじと感想『宗介の戦いの始まり』

フルメタルパニック!Ⅳ第8話のあらすじと感想『宗介の戦いの始まり』

フルメタルパニック!Ⅳ 第八話 『ワン・マン・フォース』 【あらすじ】

 ナミを人質に取られた彼。しかし、クラマは十秒待つ、という言葉を破り、彼女に銃弾を撃ち込むのだった。そして、これと同じことをかなめにもするぞ、と彼に向かって言うのだった。

 

そこへ、クラマの方を攻撃する謎の存在が現れる。その混乱に乗じて、宗介は突入するが、逃げられてしまうのだった。その後、謎の存在は姿を現す。宗介はそこで初めて、レモンがただのジャーナリストではなかったことを知る。宗介は反撃をするために、アル二号の修理をする。

 

 一方、逃げたクラマいらだちを覚えていた。しかし、宗介が必ず追ってくることを確信していた。彼は街で彼を迎え撃つ算段を立てるのだった。

『宗介の戦いの始まり』【感想】 

 宗介はまた、大切な女性を失ってしまいました。もちろん、かなめは命まで奪われたわけではありませんが、大切な人を失ったという傷みは、彼に取って壮絶なものだったのでしょう。

 

 しかも、彼はともに戦った仲間からも見放されてしまうと言う喪失も味わうことになってしまいました。確かに、その仲間からしてみれば、裏切られた気持ちになるのも当然でしょう。ナミの命が奪われたのは、宗介がミスリルで戦っていたからというに他ありません。宗介が身分を隠して、彼女たちに自分の目的のために近づいたから、彼らは巻き込まれてしまったわけです。怒りたくなるのも当然のことです。

 

 ここで、彼らも宗介の強さの恩恵を受けていたじゃないか、怒るのはおかしい、と言ってしまうのは簡単でしょうが、きっとそんな簡単な言葉で片付くようなものではないのでしょう。命のやりとりというのは、そんな簡単な言葉で語ってしまってはいけないのだと思います。

 

 そもそも、彼らがこんな気持ちにされたのは、クラマ達の卑劣な行動のせいです。宗介の仲間達まで同時に始末してしまおうとする卑劣さ、そして、十秒も待たないという卑怯さ。これは許されてはいけないことでしょう。

 

 ただ、それも、クラマが決して宗介を侮っていないからこその行動なんだと言われれば、戦争の過酷さというのもがうかがわれます。

 

 彼らは本気で命のやりとりをしているわけです。許されない卑劣な手も、彼らは簡単に取ります。仲間にからの信頼を裏切るようなことはそう簡単にしないでしょうが、逆に、敵からはどう思われてもかまわないのです。どうせ、命を奪い合うことになる奸計なのですから、そこにフェアプレー精神なんて言うものは必要が無いのです。むしろ邪魔なんです。

 

 そういうことを、今回の彼らの戦いからは見せられた気がします。

 

 さて、とうとうクラマと宗介達の戦いには決着がつきました。しかし、これはまだ彼の戦いの始まりに過ぎません。しかも、宗介は重傷を負ってしまいました。果たして彼は無事、生きているのでしょうか?

 

 そして、もう一つ何か新たな動きが見えてきました。最後に言われたプロダクトネーム「ARX-8」。これには聞き覚えがありますよね。果たしてそれが何なのか、それはまた、次回以降に期待することにしましょう。

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