フルメタルパニック!The Second Raid9話のあらすじと感想『かなめの戦い』

フルメタルパニック!The Second Raid第九話『彼女の問題』あらすじ
ユイランと接触したかなめは、警戒心が無駄に高まってしまっていた。そんな中、宗介が退学届を出したことを知る。彼女は自身が狙われていることをしっかりと認識し、先生や恭子を巻き込まないよう、対策に走る。
オヤジにナンパされた彼女は、逆にそのオヤジを利用して逃走を図る。そして、自らの追跡者を追い詰めるが、ユイランに見つかってしまい、逆に追い詰められてしまうことに。
しかし、そこに謎の大男二人を連れた謎の銀髪男が現れる……。
感想『かなめの戦い』
今回は、かなめよく頑張った、といいたくなるような回でした。宗介が周りで暴れているのを見ているからか、そして、宗介が普段から言っていることを聞いているからか、その対応は普通の女子高生のそれでは無かったと思います。
彼女は自分の体に発信器がつけられていることに気づき、オヤジについていくという危険を冒しながらもそれに対して手を打ちます。こんな命を狙われるような経験をしたことがないので分からないですが、自分の体に発信器や盗聴器などがついているという発送になるのは、宗介が近くにいたから、というのは無視できない理由だと思います。
それに、そこからの逃走方法もかなり体当たりなものでした。その逃走のために、部屋選びもしっかりしていたあたりでも、普通の女子高生を辞めているな、と感じさせられてしまいました。
さらに、彼女の今回の活躍はユイランを倒すという大きな功績まで残しました(ただし、ユイランが強すぎてその攻撃は通用していなかった、というオチでしたが)。戦闘のプロの裏をかくというファインプレー。
さすがです。そこで宗介の言葉を思い出すあたりには、二人の絆を感じさせられるところではありました。彼女もなんだかんだ迷惑がったりしていたものの、やっぱり宗介のことがとてもとても大切な存在だと思っていたんだな、と身にしみて分かるシーンでした。
そして、今回もう一つ注目すべきは、二人の謎の登場人物の正体が明らかになったところでしょう。
一人はミスリルの情報部、レイスの正体。彼はなんと彼女だったという展開。太った男になっていたのは、変装だったんです。ボイスチェンジャーで変えられた声は気持ち悪かったですが、その顔面が打ち抜かれても生きていたのは、それが変装だったから、ということだったんですね。
もう一人は銀髪の男。彼はなんとテッサの兄であるレナード・テスタロッサでした。レナードはかなめに、自身がウィスパードであるというようなこともほのめかします。人くらいのサイズのASをつれて歩いていることでもそれは示されているのかな、と思います。
それが宗介たちに取って強敵になりそうなことは予感されますが、これから一体どんな展開になっていくのでしょうか。
一人になってしまったかなめは、自分の手で自分の身を守ろうとします。でも、それがいつまで続くのか……。
さて、彼女らにこれからどんな試練が待ち受けているのか、次回以降からも目が離せません。