フルメタル・パニック!The Second Raid13話のあらすじと感想『つづく物語』

フルメタルパニック!TSR 第十三話『つづく日々』 あらすじ
かなめが絶命したと聞かされ、消沈する宗介。そこへ投下されたアーバレスト。乗る気の無い宗介はその場を去ろうとする。
しかしそこへ絶命したはずのかなめが現れる。彼女は、疲れ切った宗介を叱咤する。「だめな奴だけどなんとかする」と、彼女は彼に言う。宗介はそこで初めて、自分が「弱い一人の人間」だということに気づく。
一方、ヴェノムの前に消耗するSRTの面々。そこへゲイツ率いるヴェノムが五機も現れる。しかしゲイツの卑劣な行動によってユイファンは葬られ、事態は最悪の方向へ。
しかしそこで、決意を新たにした宗介が、アーバレストに乗って現れるのであった。
感想『つづく物語』
最高すぎます。今回はシリアスな話が多かった分、最後の快進撃は最高すぎました。三期で生まれたしこりが全部解消されて、すっきりしました。
ユイファンが侮辱されたせいで気分最悪のタイミングで(かなりの強敵でしたが、その信念のあるところが私はわりとすきでした)、ラムダドライバ搭載のASが五機も現れて絶体絶命、というときに現れた宗介。
おいしすぎます。タイミングも登場の仕方も、かっこよすぎました。ただ、ユイファンが殺される前に登場して欲しかったところではありましたが(敵同士だった宗介が彼女を助ける義理も無いには無いのですが)。
アーバレストへの信頼を確かにした宗介にとって、ヴェノムなんて敵ではありませんでしたね。もともとAS操縦の腕に関してはSRTの中でもトップクラスだった宗介。彼がラムダドライバを自在に操れるようになれば、向かうところ敵なしです。
最後には人質に取られたクルーゾー機を傷つけずにゲイツのヴェノムのみを破壊する、なんていう離れ業まで披露してくれました。TSR開始時期の宗介から比べると信じられないほどの躍進です。
さて、そんなことができたのも、彼がかなめと再会できたからです。やっぱり、彼の中で彼女は本当に大切な存在だった、というわけですね。彼女のいない彼はあり得ないというわけです。逆に、彼女と出会った後の彼の吹っ切れ方ときたら、なんでそんなに悩んでいたんだ、と笑ってしまいたくなるほどのものでした。
彼の成長の傍らには彼女が欠かせなかった、というわけですね。
それに、彼はテッサにも感謝の言葉を告げます。カリーニンも言っていましたが、彼も「男」になったというわけですね。
そのときのテッサと言ったら。
それはもうめちゃくちゃ喜んでいましたね。宗介を奮い立たせるために彼女自身から距離を作ってしまっていたわけですから、仲直りができて嬉しくないはずありませんもんね。テッサ好きとしては、宗介とちゃんと仲直りができてほっとしました。
さて、そんな感じで強敵を倒し、未来を勝ち取った彼らですが、それでもまだ彼らの戦いは続きます。物語は続いていくわけです。そうして期待の四期へ引き継がれていくわけですね。
こんな爽快な終わりをした三期でしたが、続きには何が待っているのでしょうか。今から期待が高まって仕方ないです。