フルメタル・パニック! The Second Raid2話のあらすじと感想『水面下で動く影』

フルメタル・パニック! The Second Raid 第二話『水面下の情景』あらすじ
とうとうミスリルのメンバーに明かされるラムダドライバの秘密。イメージが物理攻撃として具現化される魔法の装置。しかし、それも扱いが難しい装置であるということ、そして、装置の量産が難しいということもあわせて語られます。敵のASにそれが搭載されている以上、それと戦うときには損害が多くなる、ということも。
一方、陣大高校では宗介の戦争ボケが爆発していた。しかし、風間の一言で謎のサイトの存在を知らされる。彼はかなめの身辺警護のために全力を尽くすが空回り……。
そのころ、香港では謎の少女たちと金髪の禿げた男が不穏な動きを見せる。
感想『水面下で動く影』
新しい登場人物が出てき過ぎて整理が追い付かないくらいの今回。金髪禿男を筆頭に、黒髪の双子、双子が言う「先生」、そして双子に電話をかけてきた謎の人物、そしてかなめを監視し続けるメガネ男。誰一人として正体が明らかになっていないせいで、誰が何で、そして目的が何なのか全く分かりません。
ただ、金髪禿男がミスリルに関係があるらしい、ということだけはなんとなくわかるくらいです。その男は今回の動向を見ていると異常性ばかりが目立ちましたが、一話でミスリルがとった作戦行動を、足跡や弾痕などの痕跡から見事に言い当てていたあたりから相当な実力者らしいということだけはわかります。
しかも、あの反政府勢力に戦力を分け与えたのがその金髪禿男たちが率いる勢力であるらしいということも明らかにされます。もちろんミスリルの面々はまだそれを知りませんが、想像できる今後の展開として、宗介たちの目の前に立ちはだかる敵としてその金髪禿男たちがいるのだろう、ということは容易に想像できます。
あの反政府勢力に腹を立てた彼が殲滅を始めた時に、前線ですさまじい活躍を見せたあの双子も見過ごせません。登場してきたときから戦闘力が高そうな雰囲気は感じさせていましたが、その予想にたがわないとんでもない戦闘力を彼女たちは見せます。宗介たちミスリルの傭兵部隊でも見せたことがないような意味不明な起動をやすやすとこなしてしまった彼女らが立ちはだかったとき、どれほどの脅威になるか、と考えるとぞっとします。
今回の物語もなかなか宗介たちにとって厳しい戦いになりそうだな、と感じます。ガウルンも残酷無比な人間ではありましたが、金髪禿男と比べるとそれもかわいく見えてくらいです。果たして宗介たちは勝つことができるのでしょうか……。
そんなことは梅雨知らず、戦争ボケを爆発させながら今回はちゃんとした成果を上げた宗介。その中で、彼は徐々に彼女の身に危険が迫りつつあることを察します。宗介がしっかりとかなめを守り切れるよう、私たちも見守るしかありません。
さて、今回はこのくらいにしましょう。次回以降、謎に包まれた存在の正体が明らかになっていくのでしょうか。そのあたりにも注目しながら、お楽しみください。
というわけで、次回もこうご期待。