DOUBLE DECKER!(ダブルデッカー) ダグ&キリル 第3話あらすじと感想『刑事の勘』

DOUBLE DECKER! ダグ&キリル 第3話 『好敵手は相棒の相棒』【あらすじ】
SEVEN-Oの一員となったキリル。彼らの元に、バンブーマンと呼ばれる男を中心として起こる事件の話が舞い込んできた。そして、彼は潜入捜査へと向かうことになる。
潜入先は、アンセムの製作工場があるらしいという工場地帯だった。
彼らはそこでまずは証拠を集めるべくテレビ撮影スタッフに扮してインタビューを始める。ハリーの答えから、怪しいのはある工場らしいとキリルは推測する。
そこで彼はアンセムが包まれていたのと同じ紙を見つけるのだった。ただ、それでも証拠は弱いとダグに言われてしまい、ダグ達は彼をおいて先に帰ってしまうのだった……。
【感想】
今回見ていて思ったのは、キリルって素直だな、っていうことです。
彼はハリーの言葉を信じて行動を起こしたわけですが、こういう言葉を信じることができるのは素直な心を持っているから何だろうな、と思います。
僕はこれを見た時点であまりにも怪しすぎて信じることができなかったので、そういう素直さがあるキャラクターなんだろうなと思ってしまいました。
そして、その素直さは自分の内面にも向いているんじゃないかな、と思いました。
というのも、これまでもキリルは自分の思ったことを信じて行動する、というシーンがよく見られたキャラクターではありましたが、それが今回はすごく顕著に表れていたように感じたからです。
もちろん、彼は何の根拠もなく自分の勘だけを信じて行動したわけではないですが、それでも自分の勘に自信を持っていた部分は少なからずあるだろうとは思います。
今回はそれが裏目に出てしまったわけですし、多くの場合そういう独断専行とも言えるような行動は裏目に出ることが多いものではあります。
でも、そういう自分のことを信じる能力というのはなかなか身につけようと思っても身につくものではありません。ある意味ではこれは希有な才能なのかもしれないな、とは思います。
そう思うのは、それがある上でしか、きっと才能というものは開花しないんじゃないか、と思っているからです。才能が開花するときは、かならず何かを始めた時です。それをしてみないことにはそれに才能があるかどうかも分かりません。
そういうときに、怖がって何も始められない人間は自分の中に眠っている可能性を開くことすらできません。でも、キリルのような自信ある人間は、それを怖がらずにしてしまうことができるんです。
それで多く失敗してしまうことはあるかもしれませんが、失敗できるのはトライできる人間だからこその特権です。そういう意味では、キリルの人間性というのは多くの伸びしろを残しているんじゃないか、と思うのです。
さて、今回そんなキリルに対してダグは多少なりとも相棒としての信頼を抱き始めたわけですが、これから彼らはどんな関係を築いていくのでしょうか。
おそらくこれからまだいくつかの衝突はあるのでしょう。しかし、互いに成長し合える関係なんだろうな、ということは想像できます。彼らが元々の相棒を超える相棒同士になることができるのかどうか、そのあたりにも注目して見ていきたいな、と思います。
それでは、次回にも期待してみていきましょう。