DOUBLE DECKER! ダグ&キリル 第5話 『現れた敵』

DOUBLE DECKER! ダグ&キリル 第5話 『現れた敵』

『A・クロイド殺し』 あらすじ

 刑務所。極刑に処せられる一人の囚人。

 

彼はZと呼ばれる残虐な犯罪者だった。

 

彼はその刑に処せられる時、自分が手をかけた人間は実際に裁かれた4人ではなく6人だということを打ち明ける。その彼は真実をダグにだけなら打ち明けるというのだった。

 

 一方、キリルはデリックに自分の姉の話をしていた。彼の姉は消息不明になってしまっていたのだった。そんなところへ現れたダグ。彼らはZの話をトラヴィスから聞き、刑務所に向かうのだった。その犯人を捕まえたのは実はダグだったのだ。

 

 そして刑務所ではZがAという人物を手に掛けたということを打ち明けるのだった。そのAというのはエスペランサのボスだったのだ。それは、Bという人物をボスにするためだった……。

【感想】

 敵組織のエスペランサが現れたことで、とうとうダグの過去が明らかになりました。実はダグは最初の相棒をその事件絡みで失っていたんですね。しかし今回のZの胡散臭さと言ったらありませんでしたね。

 

 4人の人間に手をかけておきながら、あの怯えた様子。絶対に何か裏があるとは思っていましたが、やっぱり最後には裏切りを働きました。

 

ダグはそんな彼のことを信じて司法取引にまで応じたというのですから少し皮肉な話ではあります。

 

全体を通してダグはクールでどこか人を喰ったような態度がある人間ですが、根本的にはとても優しい人間です。

 

そんな人間の優しさを利用するような作戦をとったZには嫌悪感を抱かざるを得ません。

 

 さて、そんな事件ともう一つ、とうとうあらわれたバンブーマンの凄まじさと言ったらなかったですね。

 

あれはアンセムによってもたらされた能力だと思いきや、なんとそれを使っていないのだということがあきらかになったのですから驚きです。

 

今まであの世界の人間はあくまで普通のスペックしか持っていなかったので、まだ現実味のある話だったのですが、ここでとうとう現実味が失われてしまいました。

 

 とはいえ、エスペランサのボスクラスの人間であることからも、彼が何らかの形でアンセムの力を使っていると考えて間違いは無いと思います。

 

そうでもなければ、あれだけの能力を持っていることに説明がつきません。鍛錬はしているにしても、普通の人間があんなやすやすと銃弾を避けられる世界観というのはかなりめちゃくちゃなものです。

 

この作品の前身であるTIGER&BUNNYの世界ではそれもさもありなん、といった現象でしたが、今回の作品は特に人間が超能力をもっているという世界観でもないので、もし彼がアンセムを使わずにその力を使っているのだとしたら相当パワーバランスを崩す存在だと言うことになってしまいます。

 それに、SEVEN-Oに勝ち目がなくなってしまうことでもあるのでなんとかその真相を暴いてほしいな、と思います。

 

そんなバンブーマンに対して、これからどう戦っていくのか、そしてその組織とどう立ち回っていくのか、ということが今後の大きなテーマとなりそうです。

 

 ダグの過去も明らかになり、バンブーマンも登場したということで、物語は大きく動きそうです。これは次回からも目が離せません。

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