コップクラフト DRAGNET MIRAGE RELOADEDのアニメを見る前に第5巻のあらすじ(ネタバレ)

コップクラフト DRAGNET MIRAGE RELOADEDのアニメを見る前に第5巻のあらすじ(ネタバレ)

今回コップクラフトがアニメ化されるという事で、小説5巻DRAGNET MIRAGE RELOADEDの内容をまとめております。

 

ネタバレ部分はアコーディオンで隠しております。

 

INTORODUCTION

一五年前、太平洋上に未知の超空間ゲートが出現した。
その向こうに存在したのは、妖精や魔物のすむ奇妙な異世界「レト・セマーニ」だった。
「サンテレサ市」。二〇〇万を越える両世界の移民が住む都市。
雑多な民族と多彩な文化。そして持てる者と、持たざる者。
ここは世界で最も新しい『夢の街』。
だがその混沌の影には、数々の犯罪がうごめいていた。
麻薬、売春、武器密売。
それら凶悪犯罪に立ち向かう刑事たちが、サンテレサ市警察に存在していた……。

刑事ケイ・マトバと異世界人の騎士ティラナ
性別も性格もそして「生まれた世界」も違う二人が出会うとき、事件は起きる。

二つの世界 二つの正義 その先に―――

バディポリスアクション開幕!

出典:TVアニメ『コップクラフト』公式サイトより

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ネタバレ部分はアコーディオンにしております。

 

はじめに

第5巻はセマーニ世界のヴェラム(狼)が暴れ回り被害者を続々と出すという事件が描かれています。

 

ケイ・マトバとティラナ・エクゼティリカがその事件の被害者たちの身元を洗っていくと、マトバが過去自衛隊の陸軍として『第2次ファルバーニ戦争』に参加し、日米合同作戦中の戦友たちだったことがわかります。

 

『作戦中に行った任務外の狩り』

 

それにはマトバも知らなかった秘密が隠されており、事件を追う内に裏で動く陰謀を知ることになります。

 

また友人の妖精を助けるために地球世界に来てからその後も何故かセマーニ世界に帰らず、サンテレサ市警で刑事を続けているティラナが今後追うべき事件にも繋がっていきます。

 

ちなみに乗り越えた事件と共に次々と愛車を亡くしてきたマトバですが、第5巻では50年以上前のシボレー・コルベットと共に事件を追っています。

第5巻の内容

潜入捜査のかち合い

麻薬の仲買人として潜入調査をしていたマトバとティラナはその日、麻薬ディーラーのベルナーレとロドリゲスという2人組と取引を行う予定でしたが、ロドリゲスがマトバを見るなり「こいつは刑事だ」と叫んだため、この囮捜査は失敗に終わりバックアップチームと連携して2人組を逮捕します。

 

ロドリゲスの正体はホルヘ・エスコバルという名前でDEA(麻薬取締局)の捜査官をしており、マトバと同じく潜入調査をしている最中だったのです。

 

現場で鉢合わせ、正体に気づいたのならばその日の取引を一時延期し、上司に問合せ作戦のすり合わせを行うのがセオリーですが、エスコバルの行動をマトバは不審に思いつつもどこかで顔を合わせたことがあるという不思議な既視感がありました。

 

スカーフェイス

ロドリゲスの一件で不満を抱きつつ、マトバは特別風紀班の主任であるビル・ジマーからルーク・スカーレットという男が娼婦と共に死体で発見されたと話され、その調査へ行けと命令されます。

 

マトバはルーク・スカーレットと面識があり、従軍時代に日米合同作戦で一緒に任務をこなしたことがありました。

 

当時ルーク・スカーレットは仲間たちに自分のことを『スカーフェイス』と異名で呼ばせており、マトバはそれが気に入らず最後まで『スカーレット伍長』としか呼ばなかったことが記憶にありました。

 

地元の保安官のベイ警部補とマトバたちは合流し、スカーレットのバラバラになった身体を調べていると、ティラナが香り(プラニィ)を感じ取り、術(ミルディ)が行使されたこととスカーレットがヴェラムというセマーニ世界の狼に襲われたと断定します。

 

スカーレットはドラック絡みの事件ではないようだと判断したベイはマトバたちにもう帰ってもいいと告げ、地元のハンターや害獣駆除業者への要請を行うのでした。

 

マトバとティラナたちは現場を追いやられ、スカーレットの自宅へと向かいます。

 

2人はスカーレットの自宅で狼を聖獣として信仰するモイラ神の祭壇があり、壁に『イオタの怒り』という落書きがあることを発見します。

 

イオタの怒りというメッセージはマトバにもティラナにもなんのことだかわからず、スカーレットの部屋からそれ以上気になるものが見つからなかったため、ベイに今後の相談をしてからサンテラサ市警本部へと帰ろうとします。

 

狼の襲撃

スカーレットの元へ調査に向かったのは夜も遅く、マトバは眠気に襲われ仮眠を取ろうとしたところで、狼の気配と匂い(プラニィ)を感じとったティラナに起こされ、車で直ぐに逃げるよう指示されます。

 

しかし狼たちの姿は目に見えず、100マイルを超す速度を出してもマトバたちの車と並走してくるのでした。

 

狼が飛び掛かろうとしたところをティラナが長剣(クレーゲ)で斬り、2匹の狼を仕留めます。

 

この狼の襲撃によってティラナは怪我を負い、1週間入院することになってしまいました。

 

エスコバルが被害者に

今度は先日揉め事を起こしたエスコバルが狼の被害にあったことをマトバたちは知らされ、彼の自宅に調査に向かいます。

 

狼によってバラバラに引き裂かれたエスコバルとスカーレットとの間に共通点はないかとマトバは考えますが、わかりませんでした。

 

そして室内を調査しているとエスコバルの口の中に紙が入っており、そこにはファルバーニ語で『イオタの怒り』と書かれていたのでした。

 

そこへ検死局のセシル・エップスから連絡が入り、マトバたちは検死局へと向かいます。

 

セシルの話によるとエスコバルは整形を行っており、元の顔を復元した画像をマトバに見せます。

 

するとエスコバルもスカーレットと同じく第二次ファルバーニ戦争で会っていた兵士の1人で、メイスとあだ名で呼ばれていた男であることがわかりました。

 

ヘンリクセン中尉

本部に戻り、マトバは伝手を頼りに当時同じ基地で作戦に従事していた兵士のリストを手に入れ、生き残っている元隊員がクリス・ヘンリクセン中尉ポール・ランド軍曹、そしてダニエル・コール伍長の3名がいると判明します。

 

そのうちサンテレサ市内に在住していることがわかったヘンリクセンにマトバは直ぐにアポを取り狼に襲われる前に会いにいくのでした。

 

狼に狙われるかもしれないと注意喚起をしようとしたマトバでしたが、ヘンリクセンは民間軍事会社を営んでおり、彼の住居も監視カメラなどの厳重な警備と武装した警備員に守られていました。

 

マトバとヘンリクセンは当時の話をし、任務が待機状態のときに行った『狩り』についての話をします。

 

マトバたちが帰り際エレベーターに乗ったところで狼からの襲撃があり、武装警備員たちは蹂躙され、ヘンリクセンは55階のビルから窓ガラスを突き破り落下してしまったのでした。

 

狩りの真相

その後ファミレスでビル・ジマーにマトバは狩りについて報告を行います。

 

『狩り』というのは待機の任務が続いたときに、スカーレットたちが退屈しのぎにセマーニ世界の水牛のノレーゲンを狩りを行おうとしたということでした。

 

その狩りからの帰りにスカーレットたちの車が、湿地帯の泥にはまり動けなくなり、無線の当直をしていたマトバが助けに行ったという話でした。

 

そのときにマトバは「荷物は見るな。アナグマが一頭いるだけだ」と忠告されており、その指示に従ったふりをして実はマトバは荷物の中身を見ていたのでした。

 

荷物は水牛やアナグマなどではなく、木箱があり中身はわかりませんでした。

 

マトバは箱の中には見られては困る重要なものが入っており、あの場所を他の第3者が監視していたかもしれないと仮定します。

 

第3者からは助けにいったマトバも仲間だと勘違いされ、この狩りに参加した者たちが今回の事件で襲われているという共通点を見出します。

 

ランド軍曹

残る元兵士2名の捜索を行っていたキャメロン・エステファンジェミー・オースティンからマトバは連絡を受け、コール伍長は遭難しており、ランド軍曹がサンテレサ市内でホームレスをやっていることを聞きます。

 

オニールから詳しい情報を掴み、ホームレスたちの居住地にやってきたマトバはハンセンと名乗るランドを見つけ出します。

 

ランドから狩りの時の荷物はなんだったのかとマトバは問いかけ、説得を行いますがランドに拒否されてしまいます。

 

しかし部屋の中の匂いを感じたティラナによって生きた妖精が発見されます。

 

荷物の中身は妖精で、ランドはその妖精を大事に保護したいたのです。

 

マトバとティラナはこの妖精が伝書鳩のように何かの伝令に使われていたのではないかと予想し、妖精と対話によって地球の英数字を用いた簡単な伝言を行っていたことがわかります。

 

さらにお尻に何かを施されたと訴えた妖精でしたが、そこへ狼とセマーニ人の術師(ミルディータ)が現れます。

 

ヘラーテとの戦い

マトバはその術師ヘラーテを相手に時間稼ぎをし、バックアップとして待機していたトニー・マクビーやアレクサンドル・ゴドノフ、そしてSWATが到着し、狼たちを圧倒します。

 

術をかけられ姿が見えなくなった狼はマトバとティラナをなぎ倒し、ランドに襲いかかろうとしますが、ランドが隠し持っていた手榴弾を妖精がもぎ取り、狼たちへ特攻しもろとも吹き飛ばします。

 

マトバによって確保されたヘラーテは最後に自分の名前を告げ、狼を操って自害してしまいます。

 

事件の真相(ネタバレ)

ランドとの騒動から3日後、空港にてマトバとティラナは実は生きていたヘンリクセンを押さえます。

 

妖精に刺青という形で書き込まれたQRコードによって『イオタ騎士団』の構成員リストが明らかとなり、ヘンリクセンもイオタ騎士団に所属していたのでした。

 

その地位を手放すためにヘンリクセンは自分の死を偽装し、海外へ逃げようとしていました。

 

イオタ騎士団は地球世界の人間とセマーニ世界の人間が共に作った秘密結社で、今でも両世界で暗躍していることが判明します。

 

ヘラーテも結社の工作員で、狩りの際にマトバたちのやり取りを目撃していた人物でした。

 

ヘンリクセンはその後逮捕され、この事件は一旦幕を閉じます。

 

妖精も実は特攻したように見えてしっかりと手榴弾の被害から逃げ延び今はランドと共に別の地域に移り住み平和な生活を送っています。

 

しかしイオタ騎士団の構成者リストの中に行方不明のティラナの兄『グレーゼ・センヌヴェリヤ』の名前があったのでした。

 

ヘラーテに狙われ、ヘラーテを始末したことでイオタ騎士団から更なる追手がかかるマトバと自身の兄との関係を明らかにしなければならないティラナ。

 

2人の今後に繋がっていうのかもしれないのでした。

 

 

 

『コップクラフト  DRAGNET MIRAGE RELOADED』 第5巻の内容については以上です。

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