コップクラフトDRAGNET MIRAGE RELOADEDのアニメを見る前に第4巻のあらすじ(ネタバレ)

コップクラフトDRAGNET MIRAGE RELOADEDがアニメ化されるという事で、小説第4巻のあらすじをまとめております。ネタバレを含みますので、アニメ該当部分をご視聴いただいてからをお勧めいたします。
INTORODUCTION
一五年前、太平洋上に未知の超空間ゲートが出現した。
その向こうに存在したのは、妖精や魔物のすむ奇妙な異世界「レト・セマーニ」だった。
「サンテレサ市」。二〇〇万を越える両世界の移民が住む都市。
雑多な民族と多彩な文化。そして持てる者と、持たざる者。
ここは世界で最も新しい『夢の街』。
だがその混沌の影には、数々の犯罪がうごめいていた。
麻薬、売春、武器密売。
それら凶悪犯罪に立ち向かう刑事たちが、サンテレサ市警察に存在していた……。刑事ケイ・マトバと異世界人の騎士ティラナ、
性別も性格もそして「生まれた世界」も違う二人が出会うとき、事件は起きる。二つの世界 二つの正義 その先に―――
バディポリスアクション開幕!
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はじめに
第4巻は一言でいうと「ティラナ・エクゼティリカと猫のクロイが入れ替わってしまう」物語です。
第3巻が結構重い物語だったので、どちらかというと軽くライトノベルのノリが強いように思います。
ティラナが猫と入れ替わってしまった事に同居しているケイ・マトバは気づかず、ティラナはセシル・エップスに助けを求め、2人と1匹のドンチャン騒ぎが繰り広げられます。
また本作ケイ・マトバは序盤から始まった事件を追っており、真犯人逮捕の事件解決と共にティラナの身に起こった不幸が解消されます。
第4巻の内容
情報屋ビズ・オニールからのタレコミ
第1巻からちょこちょこと出てくる情報屋ビズ・オニールからサンテレサ市の郊外の飛行場にて密輸品が運ばれてくるという情報をケイ・マトバが聞き、密輸業者が乗る飛行艇の逮捕劇から始まります。
支援に来ていた郡警察の新人が指示を無視して突っ込んだため、飛行艇が制止する前に飛び出し再び空に飛び立ってしまいます。
発砲許可が下りていなかったのでマトバたちは見守ることしかできませんでしたが、ティラナ・エクゼティリカが飛行艇のフロート部分を一刀両断。
重心が狂った飛空艇はすぐ傍に広がっていた湿地帯に不時着し、マトバたちは直ぐに現場に向かいますが、犯人たちには逃走されてしまいます。
飛空艇内には密輸品がそのまま残されており、マトバたちはそれを押収。
その後も不時着した付近を捜索しますが、遅れてCBP(税関国境警備局)がやってきて、その捜査官のヘルマンデスという男が捜査権を譲るように主張してきます。
苦労して湿地帯を一日中歩き回って犯人を捜索していたマトバはそれに「はいそうですか」と答える気にはなれず、また刑事の勘が働き、逃亡中の犯人を押さえて調書をとり押収品のリストを作ってから引き継ぎをするとヘルマンデスに言います。
魔法の弩
マトバはその日の疲れからビル・ジマー警部とCBPに連絡を入れて押収品をサンテレサ市警本部ではなく自宅に持ち帰ってしまいます。
CBPからの要求で次の日の午前11時までに引き渡さなければならず、押収品の中からセマーニ世界での術(ミルディ)の匂い(プラニィ)を感じ取ったティラナに分類を任せ、マトバは先に眠ってしまいます。
その後1人で分類を行っていたティラナは匂いのする拳銃よりも小さな弩を発見します。
どのような効果がある物なのかティラナは弩に矢をつがえて検証してみますがわからず、しかしそこへ猫のクロイがじゃれつき誤って弩の引き金を踏みつけてしまいます。
これが偶然ティラナに命中し、弩の術が発動してしまいティラナとクロイは入れ替わってしまいます。
猫になってしまったティラナ
起床後、マトバはティラナの様子がおかしい事に気づきましたが、そこまで深刻視せずCBPからの押収品の引き渡しの期限もあり、ティラナをただの風邪のようなものとして家に残し1人で出勤してしまいます。
更にその日はゴミの日でマトバは適当にゴミ箱からゴミをまとめ、その中に弩が混入してしまっている事を知らずにそのまま収集場へゴミを出してしまいます。
猫になってしまったティラナの格闘が始まります。
弩の回収
ティラナが無事にクロイとの入れ替わりを解除する方法はわかりませんが、その原因である弩は唯一の手がかりです。
しかし弩はマトバによってゴミに出され、収集車によって回収されようとしていました。
その事に気づき焦りつつもティラナは悪戦苦闘しながらメールを使い、検死局観察医で友人のセシル・エップスに助けを求め彼女の協力で、弩を回収しようとします。
メールに気がつき、マトバの家にやってきたセシルにティラナは事情を納得してもらい弩の回収に向かいますが、既にゴミ収集車が去った後でした。
押収品の引き渡し
一方マトバは押収品を引き渡すため、サンテレサ市にある押収品倉庫へ納入を済ませますが、ヘルマンデスから押収品が1つ足りないと電話で言われてしまいます。
ずさんな管理にマトバは落ち度を認めますが、今の事件はFBIが指揮をとるような大事件ではなく、市警と郡警で解決できたはずだった小さな密輸事件です。
ヘルマンデスの仕事への熱心さに言い知れないものをマトバは感じていました。
そして犯人たちの足取りがつかめたという情報が郡警察の巡査部長から入り、それをCBPにも共有したと聞き、マトバはわかりやすい構図になってきたとヘルマンデスを事件へ関与していると考え始めるのでした。
ティラナはセシルが運転する車でゴミ収集車を探しますが、見つかりませんでした。
その後、セシルの考えで集積場に先回りしますが、事務員への説明に時間をくい、目の前で弩を回収したゴミ収集車が集積場にゴミを投入口に入れてしまうのを目撃してしまいます。
そしてティラナは集積場の廃棄口に飛び込み1匹で弩を取り戻そうとするのでした。
乱痴気騒ぎのパーティーを行っていたオニールの元にマトバは訪れ、ヘルマンデスの画像を見せ、密輸業者が密談をしていたときの人相風体についての証言を取ろうとしました。
しかしオニールは悪酔いとドラッグによって話にならず代わりにそのパーティーに参加していたSMの女王様から証言を得ることができました。
犯人逮捕のためマトバはジマーに電話をし、段取りをつけてからヘルマンデスを呼び出します。
マトバがヘルマンデスに直接会い、密輸業者と密談をしていた証拠と犯人たちが捕まったことを告げるとヘルマンデスはマトバに銃を向けますが、マトバの説得に負け罪を自白します。
ヘルマンデスは密輸業者の黒幕に脅され、捜査の情報を漏らし、押収品の書類の捜査などを行っていました。
不時着した飛行機から犯人たちが逃げられたのも、ヘルマンデスが車を手配したからでした。
マトバは更にヘルマンデスに「せめて、あんたを強請った相手に報いは受けさせてやるべきじゃないのか?」と言うとヘルマンデスはそれに乗り、密輸業者の黒幕であるジョンという人物を追うことになります。
ジョンという東洋人は美術商のエージェントで、密輸を行う際にはがらくたの中に魔法的物品を混ぜて地球世界に持ち込みます。
このヘルマンデスとのやり取りでやっと押収品の中にセマーニ世界産の魔法がかかった弩が紛れていたことをマトバは知り、マトバの家にジョンが直接乗り込もうとしていることを知ってしまいます。
しかし家にいるのはティラナなはずで、相棒の強さを熟知しているマトバは大丈夫だろうと呑気なことを考えていました。
しかしセシルから電話があり、ティラナとクロイが入れ替わっていることを知り、家にいるのはティラナの姿のクロイであるとわかり、自宅へと急行するのでした。
ゴミの集積場で弩がピットから焼却場へコンベアで運ばれていくのを見つけ出し、コンベアの上から弩を移動しようとしましたが、猫の姿では弩をくわえ移動するのは不可能でした。
ティラナの労力は虚しく、弩は粉砕装置に放り込まれ、破壊されてしまいます。
意図していたことではありませんが弩が破壊されたことで術が解け、ティラナは自分の身体へと戻ることができるのでした。
不思議な感覚を味わい自身の身体に戻ったティラナが最初に見たのは目の前でナイフを持った男の姿でした。
ジョンに襲われ、なんとか抵抗できていたクロイとギリギリのところで交代することができたようです。
弩を出せと要求するジョンをティラナは術と体術を使い返り討ちにするのでした。
ジョンに止めを刺そうとしたところでマトバが駆け付け、ティラナを制止、ジョンを無事に逮捕されます。
またゴミ集積場でクロイもセシルに無事保護され、この事件は幕を閉じるのでした。
『コップクラフト DRAGNET MIRAGE RELOADED』 第4巻の内容については以上です。
- アニメ - コップクラフト - 執筆者 - RYUCCA - 執筆者 - アニメ
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