ブギーポップは笑わない 2019年版アニメ 第13話 あらすじと感想「夜明けのブギーポップ編完結!ブギーポップと炎の魔女の最初の出会い」

ブギーポップは笑わない 2019年版アニメ 第13話 あらすじと感想「夜明けのブギーポップ編完結!ブギーポップと炎の魔女の最初の出会い」
  • 第13話「夜明けのブギーポップ4」あらすじ

来生真紀子と戦うために準備を整える凪。
もう人間ではなくなってしまった来生真紀子と凪が戦えば、恐らく凪は殺されてしまう。
まさしく無謀な戦いを挑もうとしている凪を見ているうちに、これまでの自分では

決して選択し得ないような行動を取ってしまうモ・マーダー。
一方、来生真紀子と対峙した凪は、病院を戦いの場にしないように、全力で自転車を走らせるが、

来生真紀子の圧倒的な身体能力によって追いつかれ、組み敷かれてしまう。
来生真紀子は、凪を殴打しながら、恐怖を感じろと叫ぶのだが……。

TVアニメ「ブギーポップは笑わない」公式サイト より

感想「夜明けのブギーポップ編完結!ブギーポップと炎の魔女の最初の出会い」

第13話の内容

第13話は合成人間と超人そしてブギーポップと炎の魔女が入り乱れた戦闘となり事件の結末が描かれていました。

 

霧間凪はまだ中学生の頃の物語なので、彼女が乗っているのはバイクではなくロードバイクです。

 

夜明けのブギーポップの物語を通して合成人間の人間性が描かれ、統和機構という絶対の存在に縛られながらもそれぞれに意志があり、それに突き動かされて自らの破滅へと向かってしまいます。

 

スケアクロウは霧間凪に語った正義の味方という言葉とそれに対して「なれる」と言ってくれた霧間凪の言葉に答えるため。

 

ピジョンはスケアクロウへの恋心という想いから。

 

モ・マーダーは霧間誠一の自分よりも他者を優先する最後の冷静さが気になり、霧間凪の中にその答えを探した結果から。

 

一方で事件の犯人の『恐怖喰らい(フィアグール)』来生真希子はピジョンを利用して最大の敵モ・マーダーの排除に成功しますが、霧間凪を喰らうために恐怖を引き出そうとしたために霧間凪から予想外の反撃を受け、進化した身体が崩壊しはじめてしまいます。

 

生存本能から恐怖によって身体の限界を超えて逃走する来生真希子でしたが、宣戦布告の通りブギーポップが追いつき倒されてしまいます。

 

キーパーソンとなる人物たちがそれぞれ予想外の行動をとったため事件は合成人間全員の破滅と『恐怖喰らい』の消滅によって収束します。

 

事件の後処理も統和機構が事件を追っていたことから全てそちらに丸投げという形になってしまいました。

 

何を描きたかったのかわかりづらいかもしれませんが、これはブギーポップと『炎の魔女』霧間凪の最初にお互いが出会った物語です。

 

よくわからない点や原作小説に興味のある方はこちらをご覧ください。

 

 

ピジョンは何をしようとしていたのか?

モ・マーダーの未来予測のような形でピジョンが何をしようとしていたのかおおよそアニメで描かれていました。

 

一応捕捉をしておくと病院内の医者になりすまし、霧間凪を追い返してから下に降りた彼女を麻酔銃で無力化しようとしていました。

 

この時既に来生真希子と協力関係にあったので、そこからモ・マーダーをおびき出しスケアクロウの仇を打つことに成功します。

 

衝動で飛び出してしまったモ・マーダーの不確定要素の強い行動でしたが、精神科の医師である来生真希子にとっては予想の範囲内だったのかもしれません。

 

何故来生真希子は霧間凪に攻撃を仕掛けないのか?

作中でも逃げる霧間凪が「やはり弄んでいるのか」とセリフがあるように来生真希子は霧間凪を仕留めようとする決定的な一撃を与えることができるのにそれをしません。

 

来生真希子は霧間凪を喰らおうとしていますので、恐怖させるために追い込み言葉で弱点を突きます。

 

その事も霧間凪の計画には織り込み済みで、原作小説では霧間凪のバックの中に通電物質が大量に入っており、水たまりで転んだ際にそれをわざとぶちまけたという描写がされています。

 

どうして来生真希子の身体がいきなり壊れたのか?

来生真希子は霧間凪の電気ショックを受けただけでどうして身体が崩壊してしまったのか疑問に思うところです。

 

作中でブギーポップが「急激な進化を遂げた肉体が電気衝撃によってそのバランスを失い悲鳴を上げている」と理由を説明しています。

 

原作小説では更にダメージを受けた限界の身体を来生真希子が恐怖のせいで無理やり動かし超人の力の全速力で逃走をしたことも原因として描写されています。

 

エコーズとブギーポップがいたところは結局どこなのか?

アニメの演出だと精神世界とも捉えることができます。

 

原作小説では『歪曲王』の物語でブギーポップが創造の世界に捉われ、現実世界へと戻る間の空白時間だと書かれています。

 

エコーズも『ブギーポップは笑わない』にでてきたエコーズ本人ではなく、自分の事を反響のようなものだと言っています。

 

ということなので、エコーズは自分から普通に会話をすることもできブギーポップと語り合っているのですが、エコーズ本人が“どっち”を選んだのか原作小説でもわからないと答えています。

 

第13話の感想・解説は以上です。

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