進撃の巨人season3 アニメ第10話(47話)のあらすじと感想『忘れ形見』

あらすじ
初めて巨人化能力者を前にしたアッカーマン。彼はレイス家の巨人化能力者を前にして命乞いをする。しかしその能力者、本物の王はアッカーマンに対して頭を下げる。
壁の中にさえ幸せを築くことができなかった自分の無力を彼は詫たのだった。そこで彼は、レイス家に味方をすることを誓う。そうして彼は迫害から逃れ、自由になった。
そんなときに、彼はリヴァイに出会う。
リヴァイはケニーの親友である人物の忘れ形見だった。ケニーはリヴァイに身の振り方、そして戦い方、つまり地下街でどう生きるか、ということを教えるのだった。
それから日はたち、王が命を絶やす日はもう近くなっていた。そこでケニーは、力が子々孫々受け継がれているのだということを聞くのだった……。
感想
ケニーとリヴァイの関係が明らかになりました。
リヴァイもアッカーマンの血筋だということが明らかになったわけです。
そして同時に、彼とミカサの間にも血縁があるということもわかったわけです。
リヴァイはもともと人類最強という立ち位置で物語の中ではかなり重要な位置にいたわけですが、アッカーマンの血を引くものとしてより重要なキャラクターになったように感じます。
まだ物語は謎に包まれている部分が多く、先が読めない部分も多いですが、これから物語が進んでいく中で、リヴァイやミカサの血筋がかなり重要になるんだろうということは想像できます。
レイス家の人間が仇討ちに来たケニーに対して頭を下げたということの意味は決して小さなものではないと思います。
アッカーマンの血がこの世界を平和にするためには何らかの意味合いで必要になってくるということは想像できます。
それがどういう形なのか、そして王の行った世界が滅びるということの意味がどういうことなのか、ということが明らかにはなっていない今、見ている私達はこの先の展開を想像することしかできません。
ですが、どうやら彼らにとっての滅びというのは巨人によってもたらさられるものではないということらしいことはなんとなく想像できます。
それが人間同士によってもたらされるものなのかどうかもわかりませんが、王の言った壁の中では仮初の安寧を保ちたかった、というようなセリフには、この世界の秘密のようなものが隠されているような気がします。
巨人の正体がすべて人間であるということは、この壁の外にも人間はいるということです。
ということは、壁の中にある平和というのは、壁の外にあるなにかとかと切っても切り離せない関係の中にあるんじゃないか、というふうに考えることができるのではないでしょうか。
もちろん、根拠のない想像ではあるのですが。
そんな中で、壁の中の世界も大きく変動することとなりました。とうとうレイスの血を引く本物の王が即位しました。ヒストリアはそれまでの殻を破り、自ら苦境の中に飛び出していったわけです。
この戦いを切り抜け、強い人間になったヒストリアは、この世界の住民をどんな方向へ導いていくことになるのか。このあたりも今後の注目ポイントではないでしょうか。
物語は大きく変動していますが、まだ明かされていない謎も多くあります。
最後に出てきた獣の巨人もこれからの物語に大きく関わってきそうです。これからの展開からも目が離せません。