進撃の巨人season3アニメ第3話(40話)のあらすじと感想『二人の過去』

進撃の巨人season3 『昔話』
明かされるヒストリアの過去。彼女の母は常に本を読み、夜になれば外へ出かけていった。彼女は、そんな母に抱きついてみるも、なぜか投げ飛ばされてしまうのだった。それ以来、母は彼女を遠ざけて暮らすようになるのだった。
そんな中、ウォール・マリアが陥落し、その直後彼女は自らの父を名乗る男と出会った。しかしその帰り道に謎の男達に遭遇し、母の命は目の前で奪われる。そして、父を名乗る男から、遠くで暮らすならば命を救ってやろうという提案をされるのだった。
そして時は戻る。調査兵団のもとから連れ去られたヒストリアとエレンはその父と再開するのだった。
一方、リヴァイ、ハンジは連れ去られたエレンたちがその先で食われることになるかもしれない、という推測を話すのだった。
『二人の過去』【感想】
とうとう語られたヒストリアの過去でしたが、結局その真相は未だ謎に包まれたままです。しかし、エルヴィンの過去の話と結びつけると、一つの考察はできるような気がします。
ヒストリアは正当な王家の血を引く存在です。つまり、今の王家にとってはどう考えても不要な存在、むしろ邪魔な存在と言ってしまえるような存在です。
もし彼女が自分の正体を明かし(もちろん何らかの証拠を持った上で、でですが)、公の場に姿を現したとしたら、王政は大混乱に陥ってしまいます。こういう王政では特に、血縁などが神聖視されることが多いと思います。そういう点では、血が入っていないというだけで信頼を失墜させるには十分すぎるほどの要素になるだろうと思います。
それを考えると、ヒストリアがこうやって連れ去られたことにはその王政に対する何らかの意図があるように思います。彼女は現時点では巨人化能力者であるということは明かされていません。
物語開始当初はエレンだけに思われた巨人化能力者がいっぱい存在したわけですから(というか巨人自体が人間である、なんていうことが明かされてしまったわけですが)、それが無いとは言えませんが、おそらく彼女が狙われた理由はそこにあるのでしょう。
その狙いが王政に対してどのような影響を及ぼすためなのか、ということはまだわかりません。連れ去ってその生命をまだ奪っていない、というのがそれをわからなくさせているポイントであるように思います。
彼女らの命を狙っているのは憲兵団、つまり現王政側の人間であるわけですから、もし邪魔なんだと言うなら、その存在ごと消してしまえばいいのに、と思ってしまいます。でもすぐにそれをしない、ということには、もしかしたら何らかの意図があるのかもしれません。
そして同時に連れ去られたエレンの存在も気がかりです。彼は巨人化能力者であり、ハンジの仮説どおり巨人が巨人化能力者を食べることで巨人化能力者として再び人間に戻ることができるようになる、というのが信じるなのだとしたら、彼らの狙いにはそれによって何らかの力を得ようとしていることも明らかです。
一致この2つがどのように結びついているのか、ということはまだ明らかにはなっていませんが、このあたりには注目して次回以降見ていく必要があるでしょう。
というわけで、次回からも目が離せません。