進撃の巨人 第6話アニメ『ミカサの過去』

進撃の巨人 第6話アニメ『ミカサの過去』

進撃の巨人 第六話 『少女が見た世界―トロスト区攻防戦②―』【あらすじ】

 エレンを食われた衝撃で意識を失ったアルミンが次に目を覚ました時、なぜかコニーが目の前にいた。コニーたちはその状況から、アルミンの隊が全滅したことを悟る。

 

 茫然自失のアルミンは、後衛と合流することに。その中、彼はこの残酷な世界の中で、エレンやミカサたちに守られるだけの存在だったのだと思う。しかも、そこで彼は巨人のせいで下半身を食われた仲間に出会うのだった。

 

 一方、ミカサは後衛で鬼神の活躍を繰り広げていた。そして、そこで彼女は門扉の前をある商人の積み荷がふさいでいるのを見つける。彼女は命を賭けて戦う仲間のために、その商人に斬りかかった。

 

 そんな彼女は、過去のことを思い返すのだった。

【感想】『ミカサの過去』

 なかなかに凄絶な話でした。エレンとミカサの過去にこんな話があったとは、驚きでした。エレンのぎらぎらとした闘争心は、そのときからあったものだったんですね。今もそうなんですが、その根本にあるのは、やっぱりどこまで行っても優しさなんです。

 

 今も巨人を駆逐することを掲げていますが、それも自分のため、というよりは、巨人という存在のせいで誰かが傷つくのがどうしても許せないから、ということがあるんです。一人でも多くの人を救うために、彼は巨人を斬り尽くす、ということを一番に掲げているんです。そして、ミカサを人さらいから救ったときのエレンも、一刻も早くミカサを救いたかったから、人さらいに対して刃を向けたわけです。

 

 こんな過去を持っている子供たちが、精神的に強くならないわけが無いですよね。子供の時代から、大人に対してこんなことができる、というのはもちろん精神的に成長していないからこその闇雲さというのはあるのでしょうが、それでも、やっぱり強さのようなものはあるのでしょう。

 

 みずから調査兵団に身を投げうって、巨人と戦うことに対してためらいがなかったことも、このあたりのことが起因している部分はあるのでしょう。

 

 そして、ミカサがどうしてエレンの命に対してあそこまで執着するのか、というのも、こういうところに原因があるのかもしれません。過去に自分の命を救ってくれた人物だから、そして、両親がその命を賭けて自分を守ってくれているときは、ただ守られていることしかできなかった自分に、戦う力を暮れた人物だから、それほど大事に思っているのかもしれない、と思ったんです。

 

 もちろん、それだけ(といえるほど些細なことではないですが)のことではないのでしょうが、それも大きな理由の一つでしょう。

 

 だんだん明らかになっていく登場人物たちの過去。やっぱり今の行動というのは過去の経験に起因しているものがあります。どうして彼らが巨人と戦う道を選んだのか、そしてどうして彼らが強くなれたのか、そのあたりが徐々に明らかになってきました。

 

 ですが、前回食われたエレンがどうなったのか、それがまだ分かりません。今後どんな展開を見せていくのか、まさか主人公のエレンの命がもうすでに失われている、なんということはありませんよね。次回に期待が高まりますね。

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