進撃の巨人season2アニメ第1話【26話】あらすじと感想『現れた巨人』

進撃の巨人season2 第一話 『獣の巨人』【あらすじ】
巨人化能力者、アニをとらえた人類。しかし、人類の次なる恐怖は迫っていた。
壁の中から除く巨人。エルヴィンたちもその理由がまだわからないままだった。ウォール教の司祭ニックに、ハンジは尋問する。壁から落とされようとしても、答えようとしないニック。ハンジは落とすことをやめ、ニックに「壁はすべて巨人で出来ているのか」と問うのだった。
その十二時間前、コニー達はなぜか兵装もせず、私服で待機させられていた。その時、サシャが謎の足音を聞くのだった。ウォールローゼ内でなぜか現れた九体の巨人。コニーやサシャたちは住民の避難の先導のために駆り出される。
そこに、謎の巨人が現れるのだった……。
『現れた巨人』【感想】
進撃の巨人第二期。アニがエレンとの戦いに敗れ、自ら固い殻のようなもののなかに閉じこもることで追及から逃れたところから、物語はスタートしました。
スタートから状況は絶望的でしたが、この話の中でもさらに絶望的な展開になってしまったことは言うまでもありません。
女型の巨人の一件がようやく終わりを見せたというのに、間髪入れずにまた新たな巨人が姿を現したというのは、泣きっ面に蜂というよりほかありません。しかも、女型の巨人以上の脅威になりそうなとんでもない巨人が現れてしまいました。
女型の巨人は、確かに人間が巨人化した存在である分、知性がありました。エレン巨人体もその点では、もし人類の敵であればかなりの脅威となったでしょう。
しかも、女型の巨人は硬化の能力を有していたため、うなじを刈り取ることもむつかしく、その弱点を把握しているということから、それを手で守るというような対策も取っていました。加えて、叫び声をあげることで巨人を周りに引き寄せる(もちろん壁のなかでは意味のないものですが)という能力まで持っていました。
たった一体でも対策が非常に難しい巨人なのに、それ以上に、巨人を増やされるなんていいう能力は人類にとって面倒極まりない能力だったでしょう。
しかし、この獣の巨人はそれどこではない能力をどうやらもっているようです。
というのも、まず、人語を話すことができるという特異性。これはエレン巨人体はもちろんのこと、女型の巨人も持っていない能力でした。そのせいでミケも動くことができなくなってしまうほどでした。本来、知性が低いはずの巨人が、人語を解するなんていうのを目の当たりにしてしまえば、恐怖でしかないはずです。
そして、その言葉でもって巨人を制御できるという能力まで持っているんです。女型の巨人がどこまで巨人を制御可能だったのかはわかりませんが、きっと、女型の巨人の持っている制御能力よりもはるかに精度の高い能力であろうことは間違いないと思います。
一体、こんなめちゃくちゃな巨人に対して、どうやって対応すればいいのでしょうか……。
それを含めて、次回以降の展開に期待を託すしかありません。というわけで、次回に乞うご期待。