進撃の巨人アニメ第21話あらすじと感想『圧倒的な力』

進撃の巨人 第二十一話 『鉄槌―第57回壁外調査⑤―』【あらすじ】
女型の巨人は巨人を呼び寄せるなど、謎の能力を持っていた。巨人化の能力の初心者であるエレンを基準にして考えるのは間違いだとエルヴィンは言った。常に人知を超えていくその存在を倒すためには、最善策をとるだけではかなわないと、言うのだった。
彼の言うとおり、その中身の人物は逃げ切り、特殊作戦班の面々はその、女型の巨人の中身の人物と交戦していた。彼らはエレンを逃がすためにその巨人を倒そうとする。彼らは三人がかりで、その巨人に迫っていくのだった。
一方、アルミンは超大型巨人が次の壁への侵攻をしなかったのは、予想外の出来事、つまりエレンの巨人化があったからなのではないかと推察する。
『圧倒的な力』【感想】
特殊作戦班のペトラたちが命を散らしてしまいました。その三人は、おそらく、普通の巨人たちでは敵にすらならないほどの戦闘力を持っている兵士たちだったのでしょう。でも、そんな三人であっても、通常の巨人とは比較することもできないほどのとんでもない戦闘力を持っている女型の巨人に対しては、太刀打ちすることができなかったようです。
その敗北を目の当たりにしたエレンが、自制を失わずにいられたでしょうか。しかも、巨人化しようとしていたのに、自分たちに任せて欲しい、といわれて任せた後に、敗北した彼らを見て、自分を責めずにいることができたのでしょうか。
エレンは精神的にかなり強い人間ではありますが、同時に、かなりの危うさを持っている人物でもあります。自分の力を過信しているわけではありませんが、その正義感が必要以上に強すぎるのです。巨人という悪に対して、とうてい見過ごすことができないほどの敵意を持っているのです。
そんな彼にとって、仲間の敗北を前にして、それでも戦わないという選択肢をとることは不可能だったのでしょう。しかも、その選択肢を選ぶことができたタイミングはいくらでもあったというのに、それをしなかったことに責任を感じないなんて言うことは、彼にとっては、無理な相談です。
彼はそういう決断を取るには、あまりにも若すぎるでしょう。そして、失いたくないと思っているものが、多すぎるのでしょう。
エルヴィンなら、仲間を犠牲にしてでも、逃げ切るという選択肢をえらぶことができたのかもしレませんが。
さて、巨人化したエレンというのは、本来かなり強力な存在ナはずです。でも、それでも女型の巨人にはかないませんでした。やはり練度が違いすぎるのでしょう。巨人化の能力に目覚めてまだ日が浅い彼にとって、効果の能力、巨人化の連続しようなどにも慣れている相手と戦うというのは、あまりに分が悪い戦いでした。
その末にうなじごとかみ切られたエレン。女型の巨人は、一体彼をどこへ連れて行こうとしているのでしょうか。そして、その目的とは一体何なのでしょうか。そのあたりの真相を知ることができるのは、おそらくまだもう少し先です。
この先の展開から目が離せません。