進撃の巨人3rdseason アニメ第7話(44話)『希望か絶望か』

進撃の巨人3rdseason 第七話 『願い』【あらすじ】
開始されたエレン奪還作戦。人数的には不利な状況下で、数少ない武器と対人間用立体起動装置の弱点を利用してリヴァイ達は敵と戦う。
リヴァイ、ミカサを基点として有利に戦闘を進めていたところに、ケニーが現れる。ケニーに対して一矢報いたリヴァイ。しかし、ハンジが傷を負ったことで防衛ラインを固められてしまうのだった。
その一方で、ヒストリアとエレンがいる儀式の場では、ロッド・レイスによって秘密が語られる。
それは、どうして壁ができたのか、そして、彼らが今いる場所がどういう場所なのか、ということを語るのだった。そして、その秘密を、ヒストリアの姉であるフリーダはまだ握っているのだった……。
【感想】
ハンジが敵の凶弾に敗れ、そして、始まってしまったロッドの巨人化。状況はもう絶望的とも言えるような状態です。しかも、調査兵団の面々はハンジに気を取られている隙に敵が逃げていく好きも与えてしまうことになりました。
この状況ではエレンを救出しに行くこともかなり難しくなってしまいました。入り口に網が張られてしまったことで、突入も非常に難しい状況です。この状況を彼らはどう打開するのか、ということはこれからの課題にも思えます。
ただ、ケニーに対してリヴァイが一矢報いた、というのは進歩かもしれません。それによって敵の警戒心を高めてしまうことにはつながってしまいましたが、その反撃は調査兵団の面々にとっては大きな一歩になったと思います。
実際、それによってケニーは自分の未来を鑑みてエレンに巨人化のきっかけを与えることにもなったわけですから、反撃の一手としては大きな効果を持っているかもしれません。
しかし、ヒストリアにエレンの力が引き継がれなかったことは、もしかしたら人類にとっての絶望も引き起こしてしまうかもしれない、ということも明かされてしまいました。
これを知ってしまうと、エレンが助かることが果たして人類のためになるのか、ということに対して少し疑問を持ってしまう部分があります。
フリーダの記憶が人類のために何らかの鍵を握っているということなのでしょうが、それが手に入らなくなってしまいました。
そのため今後彼らは一体どうやって巨人がいる世界の中で生きていく手段を見つけるかどうか、ということがこれからの物語には大きく関わってくると思います。
そこで気になるのが、どうしてグリシャがどうしてそんな人類の希望を絶ってしまうような行動を取ってしまったのか、ということです。
グリシャは人類の為にエレンに巨人化能力を引き継がせたわけなのですが、そこにもどういう狙いがあったのか、ということも明かされてはいないので、それが本当に世界の為にならないことだったのか、ということは未だにわからないままです。
彼の行動が果たしてどういう狙いをもっていたのか、ということも、やはりこれからの物語の中ではキーポイントになる部分があるでしょう。
さて、今回の話はこれからの物語の進展上で大きな手がかりとなるようなことが明かされたような気がします。このあとの展開にも目が離せません。