進撃の巨人アニメ 第1話 あらすじ・感想『巨人の再来』

進撃の巨人 第一話 『二千年後の君へーシガンシナ陥落①―』あらすじ
巨人によって壁の中に暮さなければならなくなった人類。その中で、エレンたち人間は、巨人たちの危険を忘れ、平和に暮していた。平和ぼけした憲兵たちにあきれた彼は、壁の外の世界にあこがれを抱かずにはいられなかったのだ。
そんなある日、調査兵団が壁の外から帰ってきた。外の戦いは過酷を極め、帰ってくることができる兵士はごく少数。しかも、その調査からは、何の成果も得られず、巨人の正体は依然としてつかめないのだった。
しかし、そのかりそめの平和も突然にして終わりを迎える。壁の外から、壁の大きさを超える超巨大な巨人が、現れるのだった。
【感想】『巨人の再来』
第一話にして、凄絶な終わり方。いきなり主人公の母親が捕食される、というのはかなりショッキングでしょう。初めて見たときは思わず口を手で覆ってしまうほどでした。しかも、その捕食した巨人の顔の怖いことと言ったら……。
巨人の顔はどれも、喜怒哀楽を貼り付けたようになっているらしいのですが、その表情がいっこうに変わらないため、なんというか、生理的に気持ち悪さを感じてしまうものがあります。
そういうこともあって、残酷描写が苦手で、ちょっとしたホラーのような要素が苦手だ、という人には、このアニメを継続してみるのはかなり厳しいと思います。物語中にちょっとしたギャグのようなシーンが挟まらないわけではないのですが、基本的にシリアスに進んでいく上に、どうしてもそういう描写が避けられない物語ですので、見続けると苦しくなること請け合いです。
ただ、それがこの物語が面白いかどうかというところとは全く関係が無いので、そういう描写に耐性がある人には、是非見て欲しい作品の一つではあります。
なんと言っても、このアニメの目玉である、立体起動装置を使った三次元的な戦闘シーン。
某テーマパークなどでもそのシーンは取り上げられていましたが、これほど魅力的な戦闘シーンが描かれているアニメというのはたぶん少ないと思います。まるでその世界の中に入り込んでいるようなリアルさを持っているので、かなりスリリングな感覚が味わえると思います。
それだけでなく、もちろん、ストーリー自体も見所満載の作品ですので、かなり楽しめるように思います。
今回はまだ第一話で導入ですのでそこまで物語の核が見えているというわけではないのですが、それでも、メッセージ性のようなものは見て取れるかな、と思います。
平和ぼけしているのは、決してこの壁の中の人間たちだけではありません。私たちだって、この平和が永遠に続くものと、安心しきっているところがあるでしょう。
もちろん、平和が続くと信じることは大事なことです。でも、それを続けていくために動き出さない、というのは危ないことです。何もしなくて守り続けられる平和なんていうものは、無いのですから。
さて、そんな訳で、平和が壊れてしまって、そこから逃れなければいけなくなった彼ら。一体、物語はどう進んでいくのでしょうか。今後に期待です。